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営業の成績|易4回目

日月("月日"でなく、にちげつ、といいます)と卦に割り振られた六親、十二支、などを書き出すと下のようになります。

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上の図をひとつひとつ読み解いていきます。
仕事の運は財産やお金を得るというところから、「財」というもので表します。
この財を見るとそこに「酉」という字が付いています。
「酉」は「五行」では「金」に所属します。
断易は占った月と日との関係が重要です。
占った月は巳月(5月)で火にあたります。「金は火によって溶かされてしまう」という性質があるところから「財運はいまいち」と言えます。
もうひとつ大事なことは、自分の状態を知ることです。
自分は「世爻(せこう)」という場所にいます。「世(せ)」という文字が書いてある場所の六親(りくしん)と十二支が自分の状態です。
ここには「兄(けい)」という文字が付いています。「兄弟(けいてい)」という呼ばれこの星は、残念ながら「財」に対して痛めつける働きの星になります。自分では一生懸命やっていることが、利益を減らすことになりやすいのです。
鑑定では「5月の営業成績は思うような結果を得られない」という判断になります。

では、そんなとき、どうしたらよいのでしょうか?成績アップにつながる対処法に入ります。
自分にお金を得るのとは反対の星がついているので、
 ・お金を大事に使っているか?
 ・業績を得る目標に対して的外れの行動をしていないか?
というチェックが必要です。

営業職なので、取引先と自分との関係を見てみましょう。取引先は「応(おう)」と書かれたところになります。「応爻(おうこう)」というところになります。

応爻は「辰」です。「辰」は「土」で、自分は「巳」の「火」です。
「火は燃え尽きて灰土に変化する」という自然の原理から、本来なら、自分の行動したことが、取引先からは好印象にとってもらえているという意味になります。
それが現段階では営業成績に結びついていません。それはどうしてでしょうか?

自分と相手との間にある下から四番目に動いているところがあります。この動いているところがうまくいかない原因です。実際の鑑定ではアドバイスへの着目点となります。

下から四番目には「未」という字があります。この「未」も応爻の「辰」と同じ「土」になります。
「取引先と自分の間でほかの土が動いている」ととらえます。「肝心な取引先よりも手前に心引かれるものがある」とみます。
「未」とおなじ段の六親には「孫(そん)」という文字が書いてあります。「子孫(しそん)」というもので、楽しいことや楽しみを表わします。
こんな場合は案外、営業に出かけながら、途中で娯楽場に寄り道しているとも考えられるのです。
鑑定では、そんなことがないかも注意します。

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一生懸命仕事に打ち込んでいるのに業績が伸び悩んでいるまじめな人でしたら、この動きを別の角度からとらえます。
担当している取引先よりも、自分の近くで動きがあることを「もっと身近に仕事のご縁がありそう」と考えます。
もちろん、本来の取引先とも良い関係を続けるべきですが、労力を惜しまず目先を変えて、近くで自分を必要とする人がいればプッシュするべきです。秋口には思いがけず、商談がまとまるかもしれません。
この人は占った月と同じ巳を持ち、占った日にちの卯からもパワーを得ています(「卯」は「木」です。「木」が燃えて「火」を生じるという自然の働きから)。火の勢いが強いと、財の金を強い威力で溶かすことになります。自信過剰になったり、弁が立ちすぎて相手からは口先ばかりだと受け取られやすいのです。
オーバーな言い回しでなく、知識を生かして丁寧に説得すれば、時間がかかりますが結果は上がるでしょう。